こんにちは。国際中医薬膳師の長岡桃白です。

京都が支える伝統的日本文化はいろいろとありますけれども、お香もそのひとつですね。

お香やさんには行かねばなるまいなと思ってインターネッツを見ておりましたら、山田香木堂さんのサイトに「聞香実践体験」というページがありました。

そのなかに、なんと




体験後は、聞香の余韻を残しながら、香りに合わせたお茶と薬香菓子をお出しします。

※薬香菓子は、薬種業から始まり、薬種・香原料を長年取り扱ってきた当店オリジナル調製の薬膳的なお菓子です。



と書いてあるではないですか。

お香の楽しみ方を教えてくださるうえに、「香りに合わせたお茶と薬香菓子」を出してくださるの? くださるの?

薬香菓子、いただきたいですよね、わたくしはものすごくいただきたい。

予約のお電話をしたのですが、あいにくお席がありませんでした。

まことに残念なことでしたが、山田香木堂さんには(勝手に)たいへん親近感を覚えます。

だって、もともと生薬やさんがはじまりなんですよ、山田香木堂さんは。

伝統的なお香は、ほぼ生薬でつくられているのですよ?

(例によって、お店の写真が撮れませんでしたので、店内の様子を山田香木堂さんのサイトより拝借しますね)

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江戸・享保年間に薬種業を始め、其の後、明和から寛政年間にかけ、薬種の扱い品目を香りに特化し、香木・芳香性薬種(香原料)を中心とする香木業に移行致しました。(中略)同時に薬種業(香松屋)も継続しております。



お香の原料にはたくさんの種類がありますので、どのようなものが使われているかはこちらのページをご覧ください。


生薬のなかでも、香りのよいものは「芳香薬」と呼ばれ、水分代謝をよくしたり、気血のめぐりをよくしたりする働きがあります。

今回は、白檀と乳香を購入しましたよ。

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白檀

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ん? どうしてこんな穴だらけ?と思ったら、これ、白檀の数珠を削り出した残りなんですって。おもしろいですよね。炊いてもよいのでしょうが、このままクローゼットにかけてもよいですね。

1つ1500円から2000円くらい。

白檀は、檀香(だんこう)という生薬で、中医学では服用します。

冷えて気が滞ったことによる腹痛や、気と血の滞りによる冠状動脈硬化性心臓病などに使われます。また、リラックスや止痛の効果も。

お店の方が、香りが弱くなったら、紙やすりなどで削ると香りが戻りますよと教えてくださいました。



乳香

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乳香も生薬で、中医学では、生理痛や胃痛、急性化膿性疾患の腫痛などに使われます。


店内はものすごく上質な香りに包まれているし、壁一面に薬箪笥があるし、イッカクの角も飾られてるし、たいへん(私の)胸高鳴る空間なんですよ。

お店の方もとても親切で、よいお店でした。

次回は、なにかしら体験してみたいと思います。 


京都市上京区勘解由小路町164(室町通下立売上ル)
TEL075-441-1123
10:00~17:30