こんにちは。国際中医薬膳師の長岡桃白です。

成城石井で見つけた、コンビニエンスな薬膳的サムシング。

これから寒くなってくると、風邪をひくことも増えてまいりますが、風邪はね、とにかく「ひきはじめ」が肝要なんですよ。

あれ? 風邪ひいたかも? という瞬間、ありますよね?

ゾクッとしたり、首のうしろのあたりが冷やっとしたり。

その「あ、風邪かも」という瞬間を逃さずに適切に対処すれば、たいてい風邪をひかないですみますからね。

で、我らが成城石井にて、ゾクッとする冷えの強いタイプの風邪にたいへん好適そうなものを見つけました。

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イトク食品株式会社
の「六漢生姜湯」。

砂糖などの次に多く使われている大根には、ゾクッとする風邪を散らす作用がありますよね、ふむふむ。ほうほう、有機大根をお使いとはすばらしい。

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そんなことよりも、わたくしが驚いたのは。
 
こちらの会社のキャッチフレーズ。

「生姜を始めて34年」。

 「生姜」へのこだわりに「なにがなんでも温めてやる」という執念を感じます。

どういうことかと申しますと、中医学では、「生姜=生の生姜」と「乾姜=干した生姜」を使いわけるんですけれども、通常、風邪のひきはじめには「生の生姜」を使うんですね。

「生姜」は、体表を開いて風邪などの邪気を追い出す働きがあります。

体内の熱を体表まで運んで微量の汗とともに発散させているんですね。でも、「発散」させるので、からだを温める作用は一瞬で終わってしまいます。

アジアなどの蒸し暑いところで、生姜が好まれるのは、発散したあとにすっと涼しくなるからなんですね。

一方「乾姜」は、内臓を強力に温める。お腹も肺も温めて、寒さを追い出します。

その代わり、体表から発散させる力はあまり強くありません。

で、この「六漢生姜湯」なんですけれども、「蒸して干した生姜」が使われています。

中医学では蒸して干した生姜を使わないので効能ははっきりしませんが、パッケージを見ると「乾燥生姜に比べ、ショウガオールが56%アップ」とあります。
 
ショウガオールには身体深部に熱をつくり出して身体を温める効果がありますので、つまり「乾姜」よりもスーパー強力に温まるということですね。

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それ以外に入っている「桂皮」も非常に身体内部を温める力が強いですし、「葛」は、体内の熱を体表近くに運んで汗とともに発散させる働きがありますから、これを熱湯で溶いて飲んだら汗が出ないわけないですし、それに、体温が1℃上がるだけで免疫力は相当アップしますからね。

かなり甘いですけれども、ご自宅にオフィスに常備して、からだが冷えてつらいときや風邪かなと思ったときに、すぐさま飲むといいです。

また、一袋に小袋が5つ入っておりますので、お隣の席の同僚やクライアントが「風邪っぽくて冷えるんです」といったときに差し上げると、行き届いた優しい人だなという評価を得られます。

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そんなにシナモンの味はしませんので、シナモンが苦手な方でもだいじょうぶ。
でも、冷えてない人は飲んではなりませんよ、熱がこもって体調を崩しますからね。