こんにちは。国際中医薬膳師の長岡桃白です。

東京はまだ30度を超える日が続きそうですが、少しずつ秋らしさを感じるようになりました。

「まだちょっと暑い、でも、かすかに乾燥を感じる」といういまの時期は、「ちょっと冷しながら潤わせる」ようなものを食べたい。

そんなときに好適なのが、まさにいま旬をむかえている「梨」でございます。
 
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梨って、すごいんですよ?

  • からだの余分な熱をとり
  • 潤いを与え
  • 咳を止めたりするんです。
で、この梨、おもにどこを潤すかというと「肺」なんですね。

中医学では「肺」はお肌と関係が深く、「肺」が潤えば「肌」も潤うと考えます。

ですから。

来るべき冬の乾燥に備えて、油断をせず、梨を召し上がってください。

ただし、冷えがひどい方は、梨をあたためてからにしましょう。

それから、潤いを期待しすぎて、一気にたくさん食べてはなりません。

冷えますし、お腹が痛くなりますし、余分な水分がからだに溜まることになりますからね。

現代栄養学的にみると、梨にはアスパラギン酸が含まれていて、毛細血管を拡張して血行をよくし、血圧を下げます。また、サポニンが脂質の過酸化を抑制し、血行をよくして代謝を促進します。

9月のなかばくらいまでは、毎日、少しずつ、梨を召し上がる。

これだけで、りっぱな秋の養生ですよ。

ここ数年で一番おいしいと思った梨は、鳥取県産の新甘泉(しんかんせん)という品種。
糖度がとても高くて、ちょっとびっくりするくらいの果汁!
香りもフレッシュでほんとうにおいしいです。
二十世紀梨よりだんぜんこちらがおすすめ。