こんにちは。国際中医薬膳師の長岡桃白です。
どうせ食べるなら、もからだに良いものを。
しかしながら、時間も手間もかけられない。
わかります、わかります、日々、忙しいですからね。
いちいち健康的食材を煮出してスープをつくるわけにはまいりませんよね。
そこで、お忙しいみなさまの健康と不老長寿に寄与すべく、手軽に入手できるからだに良いものを、中医学的視点からおすすめしてみたいと思います。
便宜的に「コンビニ薬膳」というカテゴリーにしましたが、コンビニで買えるものというわけではなく、「コンビニエンスな薬膳的サムシング」ということでございますよ。
福井県で「なつめ」を栽培していたなんて、知らなかった!
このお茶、原材料から効能を予測をしてみますと、
鳥取県産「はと麦」で胃の調子を整え、
福井県産「なつめ」で消化器官の弱りを補い
高知県産「しょうが」で胃を温め
徳島県産「びわ葉」で胃の気を下におろし
群馬県産「クマザサ」で胃炎・胃潰瘍を防ぎ
徳島県産「クコ葉」で胃をすこやかにし血管を修復
という、なにがなんでも「胃」を健やかにしてやるという気迫に満ち満ちてますね!
なぜにそんなにも「胃」?と困惑しないでもないですが、金元代の中医・李東垣先生は「脾胃を内傷すると百病が生じる」と「脾胃論」のなかでおっしゃってますからね。
消化器官、ものすごく大事ですよ?
このお茶、あとは
鳥取県産「ヤーコン」のフラクトオリゴ糖と可溶性の食物繊維で腸内菌叢や脂質改善、鳥取県産「カワラケツメイ」で利尿・緩下などの効果もありそうです。
いいですね、じつにいいですね。
「美肌」とか「痩身」とかマーケットに日和らないで「胃」で勝負しているところが、じつにすがすがしい!
もちろん、それぞれの生薬・薬草には「胃」以外の効能もありますし、なんといっても「なつめ」は、「1日3粒食べると美しくいられる」といわれる生薬ですから、手軽に摂れるこのお茶はおすすめですよ。
お味は、爽健美茶とか十六茶に似ていますが、しょうがの味がしっかりしていてます。
夏の冷飲冷食で疲れた「胃」のケアにおすすめですよ。
夏の冷飲冷食で疲れた「胃」のケアにおすすめですよ。
もちろん、常温もしくはあたためてお飲みくださいね。