こんにちは。国際中医薬膳師の長岡桃白です。
バンコクでぜひとも買いたいもの。ハーブ関連商品。
アバイブーベのはみがきチューブも「歯茎がひきしまる!」「口がさっぱりする」など、かなり評価が高くて人気ですよね。わたしも好きですよ。
でも、ハーバルという意味では、こちらの商品のほうがすごい。
色が茶色なのは、タイのハーバルはみがきチューブはていていそうだから、ぜんぜんおどろかない。
おどろかないから油断して普段どおり歯磨きを開始したところ、文字どおり吐きそうになりました。
なんでしょう、漢方薬くさい? ミント風味の正露丸? みたいな味なのです。
漢方薬を飲み慣れているわたくしですら、一瞬「おえっ」ってリアルに声がでましたから、そうとうですよ?
でも、吐き気がするのは最初だけで、磨き終われば、別次元の爽快感!
歯茎とかにもよいかんじがしますよ。
こうなってくると、普通のはみがきチューブではぜんぜん物足りない。
かくなる理由で、わたくし、もう3本目です、リピーターです。
かくなる理由で、わたくし、もう3本目です、リピーターです。
こんなにまずくて爽快になる成分っていったいなんなの?組み合わせの妙なの?
気になったので調べてみましたよ。
気になったので調べてみましたよ。
が、中医学でも使う生薬がいくつか入っていますが、全体的にどういう目的でそれぞれのハーブを使っているのかよくわからりませんでした。
syzygium aromaticum(クローブ)
丁子ですね。生薬名は「丁香」。鎮痛、鎮痙、抗炎症作用があり、昔から歯の痛みや口臭に使われています。
cyperus rotundus root(ハマスゲの根)
「香附子」という生薬です。肝気が滞ることによって生じる生理不順や生理痛、乳脹などに使うのですが、口腔内ではどういう作用があるんでしょうか。
cinnamomum camphora(クスノキ)
カンファー、生薬名は「樟脳」ですね。中医学では虫歯の疼痛にも使われます。血行促進作用や鎮痛作用、消炎作用、鎮痒作用、清涼感。
streblus asper bark(鵲腎樹)
中医学では、消炎止血、鎮痛作用があるとしていますが、あんまり見かけないですね。若枝は歯磨きに使われていたようです。
あとは、
psidium guajava leaf(グアバの葉)
mentha piperita(ペパーミント)
diospyros ebenum bark(コクタンの樹皮)
mimusops elengi bark(タンジョンの樹皮)
mimosa pudica root(オジギソウの根)
murraya exotica leaf(ゲッキツの葉)
albizia myriophylla benth(和名不明)
が入っているようですね。
この商品、タイの一村一品運動「OTOP」の商品なんですよ。
「OTOP」というのは、バンコクナビのサイトによると
日本の大分県の制度をモデルにして行われ、タイ全土にある食材や伝統技術を使って作る食品や製品を「OTOP」製品として提供するものです。タイ政府公認の雑貨・製品であるため味や品質も安心で、バンコク市内にも市場やデパートメントストアーに「OTOP」表示のある製品がたくさんあります。
とのことです。くわしくは「バンコクナビ」に
という記事がありますので、そちらをどうぞ。
タイはとにかくハーバルなはみがきチューブが多くて、似たようなパッケージが多いですから、慎重に慎重にこの商品を選んでくださいね。