こんにちは。国際中医薬膳師の長岡桃白です。

中国の伝統医学にもとづいた食事を日本では「薬膳」といいますが、アジアを旅行していると、この薬膳的な考えがベースにある食事に出合うことが多くあります。

和食にもその影響を見ることはできますが、日本で一番、薬膳的思想が色濃く残っているのは沖縄料理ではないでしょうか。

古くから中国との交易が盛んだった沖縄では、中医学の思想を取り入れつつ、地域性を加味した養生食が宮廷料理を中心に発展したようで、すばらしい食文化に触れることができます。
 
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なかでも、沖縄本島で本気度がもっとも高い(と私が思う)、薬草料理のお店「がらまんじゃく」は、ほんとうにすごい。

正式な店名は「cafe' がらまんじゃく」ですが、いわゆる沖縄的古民家cafeだと思って「ちょっと小腹がすいたからランチでも」みたいな気持ちで行くとショックを受けますよ?(いい意味で)。
 
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なにがすごいって、お店を切り盛りする清子さんは、食が健康や人間性ひいては日本に与える影響を考えて真摯に薬草料理をつくってらっしゃる、かなりおもしろパワフルな、すてきなご婦人なのですまじで本気です。
 
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まず、食材からして、他店とは決定的にちがう。
こちらのお料理に使われている薬草は、原種の種から大切に育てたもので、清子さんは、原種が途絶えてしまうことの危険性と損失について真剣に考えてらっしゃるのです。原種ですよ、原種。原種の野菜なんて、昨今、もういただけませんよ?
 
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お料理は、カラフルでどれも力強い味がします。ふだん、見たことも食べたこともないようなめずらしい食材ばかりですが、たずねれば清子さんが丁寧に、どうからだに良いのか教えてくださいます。

調味料にだって、並々ならぬこだわりがあります。
無添加天然醸造の「王朝味噌」や「粟国の塩」「太白ごま油」や沖縄産黒糖など、どれもまじめにつくられたものばかり。

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沖縄と東京は気候も風土も違いますし、薬草料理を一食いただいたからといって、すぐに健康になるわけではありませんが、沖縄という土地のもつ豊かなパワーあふれるお料理をいただきながら、清子さんのお話を聞く。わざわざ訪ねる価値のあるお店です。


「CALEND-OKINAWA」さんのサイトにくわしい記事がありますよ。


完全予約制なので、事前に予約を。
あと、カーナビに住所を入れると違うところへいざなわれることがありますので、googleマップなどを見ながら慎重に進んでください。



cafe' がらまんじゃく
https://garamanjyaku.ti-da.net
沖縄県金武町金武10507−4
定休日:火曜日・水曜日
営業時間:午前12時~午後3時(売り切れ次第早めに終了することがあります)
(限定20食)
予約制 098-968-8846