こんにちは。国際中医薬膳師の長岡桃白です。
前回の記事 桑の実:6月にたくさん摘みたい[山梨県甲斐市] の続きです。
どうしてこんなに必死になって桑の実を摘みに行ったのかと言いますと。
わたくし長く生きてまいりましたので、年々、うるおい不足を実感するようになりました。
しかも、女性には月経があるので、どうしても「血」も不足しがちですよね。
そんな女性の「うるおい」や「血」不足を、桑の実は補ってくれるのです。
更年期によくみられるホットフラッシュなんかにもいいんですよ。
中医学ではホットフラッシュの一因を
「うるおい不足によって抑えられなくなった熱がほてりを生じさせる」
と考えます(ほかにもいろいろ原因はあります)。
「うるおい不足によって抑えられなくなった熱がほてりを生じさせる」
と考えます(ほかにもいろいろ原因はあります)。
桑の実は「寒性」、つまりからだを冷やす作用があるので、うるおいを補いながら冷やすことでほてりを緩和するという、ナイスなことが起きるんですよ。
しかも、老化をつかさどる「肝」「腎」もサポートしてくれるという、どうして我はこれまで桑の実摘みに行かなかったのかと後悔必至の、なんというかわたくしのためにあるすてきな果実ですなこれは。
というわけで、追加で500gほどの桑の実を摘んで、ほくほくと持って帰ってきました。
今回は、この桑の実を、薬膳酒にします。
とても簡単につくれます。
よく洗って(とても柔らかいのでやさしく)、水けをしっかりと拭き取って、アルコール度数の高いお酒に漬け込むだけ。
アルコール度数が高く(40%)味に癖の少いホワイトラム酒を使いました。